一般論としてのビルメン
ビルメンとはビルメンテナンスの略称で、その名の通りビルを管理する仕事です。
大きなビルには防災センターや中央監視室と呼ばれる部屋があり、そこに勤務しながら設備の点検や検針業務など建物の管理をこなしていきます。
また管理室のない小さなビルの場合でも、ビルの所有者であるオーナー様が定期的な保守点検と巡回を望まれている場合があり、複数のビルを巡回する形態も存在します。
それ以外にもビル以外のホテル、病院、商業施設の管理を担当する事もあり、ビルメンと言っても一言で説明する事が難しくなっています。
大雑把な分類としては以下のようなパターンが考えられます。
(1)大きい ビルの常駐管理
(2)小さいビルの巡回管理
(3)病院福祉施設や商業施設の管理
特に(3)の商業施設は博物館やアミューズメント施設、研究施設など現場独自の仕事が占める割合が多くなり、一般的なビルメンと業務内容が変わってきます。
法律から見るビルメン
実はビルメンは法律によって認められている仕事です。
建築物における衛生的環境の確保に関する法律、通称ビル管法と呼ばれる法律が存在します。
このビル管法によって延べ面積3000㎡以上(学校については8000㎡以上)の特定建築物において、ビル管の資格を持つ者を選任する義務がある、と定められています。
延べ面積3000㎡と言ってもピンと来ないかもしれませんが、6階建て以上の普通の建物はほぼ3000㎡を超えていると思われます。
街に並んでいるそこそこのビルは実は全てビル管資格を持つ人を選任しているんです。名義を選任している人以外にも複数のビルメンが管理に携わっているのが普通ですから、そう考えるとビルメンは不況でもなくならない安定した仕事と言えます。
このビル管資格は実務経験2年を経て受験資格を得る事ができ、合格率は大体15%~20%となっています。
ビルメンの仕事内容・業務内容
ここまではビルメンの大雑把な概要についてでした。
続いて、ビルメンの具体的な業務についてです。
・館内の巡回点検
そのままの意味です。館内を周り、異常がないか確認します。
お客様からご指摘を受ける前に午前中に行うのが一般的です。
・検針業務
電気メーター、水道メーター、ポンプの圧力、電圧計などの値を記録し、異常が見られないか確認します。
電気メーターや水道メーターは遠隔で検針できる所が多いですが、現地のメーターとPCで取り込んでる値にズレが出てくる場合があるので代表的な取引メーターだけ毎日確認する現場が多いです。
・点検業務
契約や社内で決められている点検を実施します。
受水槽の点検や電気設備の点検、ルーフドレンの点検、空調設備の点検など。
・環境衛生維持
ビル管法で定められている業務を実施します。
残留塩素測定や空気環境測定など。
・緊急対応・修繕業務
お客様からやオーナー様からの連絡に即応し現場で一次対応します。
簡単なものではトイレが詰まっているだけであったり、蛍光灯が切れているだけだったりします。
ドアの不具合や、水漏れ、漏電など幅広く対応する必要があります。
・立会業務
ビルは多くの業者が出入りします。お客様のスペースに業者だけが入るわけにもいかないので、監督者として工事等に立ち会います。休日であれば鍵の管理も行います。
・見積もり業務
会社によりますが、そこそこお給料の良い会社では見積もりを多くこなす事になります。
ビルの長期的な修繕計画や設備更新、ちょっとした修繕などの度に見積もりをつくり、ビルを維持していきます。
ビルメンのまとめ
・ビルメンと一言で言っても配属先によって大きく業務が異なる
・ビル管は法律で認められた資格で、3000㎡以上の建物で選任する必要がある
・代表的な業務は巡回、点検、修繕、緊急対応、立会、見積もりである。
→次の記事「ビルメンの給料と年収」へ
ビルメンとはビルメンテナンスの略称で、その名の通りビルを管理する仕事です。
大きなビルには防災センターや中央監視室と呼ばれる部屋があり、そこに勤務しながら設備の点検や検針業務など建物の管理をこなしていきます。
また管理室のない小さなビルの場合でも、ビルの所有者であるオーナー様が定期的な保守点検と巡回を望まれている場合があり、複数のビルを巡回する形態も存在します。
それ以外にもビル以外のホテル、病院、商業施設の管理を担当する事もあり、ビルメンと言っても一言で説明する事が難しくなっています。
大雑把な分類としては以下のようなパターンが考えられます。
(1)大きい ビルの常駐管理
(2)小さいビルの巡回管理
(3)病院福祉施設や商業施設の管理
特に(3)の商業施設は博物館やアミューズメント施設、研究施設など現場独自の仕事が占める割合が多くなり、一般的なビルメンと業務内容が変わってきます。
法律から見るビルメン
実はビルメンは法律によって認められている仕事です。
建築物における衛生的環境の確保に関する法律、通称ビル管法と呼ばれる法律が存在します。
このビル管法によって延べ面積3000㎡以上(学校については8000㎡以上)の特定建築物において、ビル管の資格を持つ者を選任する義務がある、と定められています。
延べ面積3000㎡と言ってもピンと来ないかもしれませんが、6階建て以上の普通の建物はほぼ3000㎡を超えていると思われます。
街に並んでいるそこそこのビルは実は全てビル管資格を持つ人を選任しているんです。名義を選任している人以外にも複数のビルメンが管理に携わっているのが普通ですから、そう考えるとビルメンは不況でもなくならない安定した仕事と言えます。
このビル管資格は実務経験2年を経て受験資格を得る事ができ、合格率は大体15%~20%となっています。
ビルメンの仕事内容・業務内容
ここまではビルメンの大雑把な概要についてでした。
続いて、ビルメンの具体的な業務についてです。
・館内の巡回点検
そのままの意味です。館内を周り、異常がないか確認します。
お客様からご指摘を受ける前に午前中に行うのが一般的です。
・検針業務
電気メーター、水道メーター、ポンプの圧力、電圧計などの値を記録し、異常が見られないか確認します。
電気メーターや水道メーターは遠隔で検針できる所が多いですが、現地のメーターとPCで取り込んでる値にズレが出てくる場合があるので代表的な取引メーターだけ毎日確認する現場が多いです。
・点検業務
契約や社内で決められている点検を実施します。
受水槽の点検や電気設備の点検、ルーフドレンの点検、空調設備の点検など。
・環境衛生維持
ビル管法で定められている業務を実施します。
残留塩素測定や空気環境測定など。
・緊急対応・修繕業務
お客様からやオーナー様からの連絡に即応し現場で一次対応します。
簡単なものではトイレが詰まっているだけであったり、蛍光灯が切れているだけだったりします。
ドアの不具合や、水漏れ、漏電など幅広く対応する必要があります。
・立会業務
ビルは多くの業者が出入りします。お客様のスペースに業者だけが入るわけにもいかないので、監督者として工事等に立ち会います。休日であれば鍵の管理も行います。
・見積もり業務
会社によりますが、そこそこお給料の良い会社では見積もりを多くこなす事になります。
ビルの長期的な修繕計画や設備更新、ちょっとした修繕などの度に見積もりをつくり、ビルを維持していきます。
ビルメンのまとめ
・ビルメンと一言で言っても配属先によって大きく業務が異なる
・ビル管は法律で認められた資格で、3000㎡以上の建物で選任する必要がある
・代表的な業務は巡回、点検、修繕、緊急対応、立会、見積もりである。
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