ビルメンは転職がしやすい
ビルメンは比較的転職がしやすい業界です。
転職前に資格さえ取っていれば、未経験でも就職できます。
私も全くの未経験から第二種電気工事士と2級ボイラー技師の資格を取って転職しました。
私は20代で転職しましたが、同期には30代で未経験の方もいました。40代で転職された方も大勢います。
ビル管理業界自体が長く働きやすい環境なので、業界の年齢層が高めになっています。40代でも資格をとってやる気さえ見せれば特に弾かれる事はないと思います。

ビルメンは女性でも転職出来るのか?
結論から言うと、女性でもビルメンになれます。
一応作業服を着た現場仕事になりますが、力仕事は殆どありません。
あまりにも危険な作業は業者に任せる事になるので、業務に性別が影響する事は少ないと思います。
ただし、ビルメンは男性社会です。男性しかいない現場の方が多いです。
そもそも女性用のロッカーがないとか、そういう現場もありえます。
会社によっては受け入れる素養がない可能性もあるので、面接等でしっかり確認する事がベストだと思われます。

ビルメンに転職するに当たって適した人材
昔のビルメンは一日中機械の点検をするのが好きな人がなるものでした。しかし、時代は変わってお客様と接する機会が増え、サービス業のような印象が強い仕事となっています。
ビルメンは設備の管理がメインではありますが、テナント様の中に入って作業をしたり、業者を指導したり、オーナーへ報告をあげたり、とにかく人と接する機会が多い職業でもあります。
丁寧にミスなく点検を実施し、お客様やオーナー様を相手に納得いただける説明や報告を出来る方がビルメンに向いていると言えます。
技術は後からついてくるものですから、経験者である事を重視する会社というのは少ないと言えます。


ビル管理の未経験者は転職する前に資格を取得しよう
未経験で転職する場合、まず資格を取得する事をお勧めします。
給与が高い系列系の会社では、求人で資格を指定している場合が多いです。
具体的には次の5つのうち、2つを取得すると転職で非常に有利になります。

優先度高め
(1)第二種電気工事士 (筆記試験+実技試験)
(2)危険物取扱者乙4 (筆記試験)
(3)消防設備士乙4か乙6 (筆記試験)

優先度低め
(4)二級ボイラー技士 (筆記試験+2日間の研修)
(5)第三種冷凍機械責任者 (筆記試験)

この中で特に評価が高いのは第二種電気工事士です。
二級ボイラー技師と第三種冷凍機会責任者は優先度が低いです。昔はボイラーや冷凍機械を使っている現場が多かったのですが、今のビルでは殆ど使われていません。
ネットではボイラーと冷凍機械がビルメンの推奨資格としてよく挙げられますが、時代に合っていないのが実情です。
余談ですが、私の会社でボイラーや冷凍機械が置いてあるビルは一つもありません。
ただ、ボイラーは一年中試験があるため、資格の数を稼いでおきたい場合に便利です。
各試験にはパターンと必勝法があり、次の記事「ビルメンに必要な各種資格」で対策を記載しています。
ぜひご覧ください。


ビル管理に転職の為の求人サイト選び
ビル管理はハローワーク等にも載っていますが、あまり良い求人は出ていない印象を受けます。構造上、空求人も多く出ているのではないでしょうか。
よって不動産関係の専門の転職サイトを使う事をお勧めします。
いえらぶ不動産転職は不動産関係の求人に特化しており、ビル管理だけでなくビルメンの元請けに相当するアセットマネージャーPM業務の求人も多いので個人的にお勧めします。

ジャンルが不透明な転職サイトは総じて求人のレベルが低いのでお勧めしません。ちゃんとしたサポートも受けづらいです。


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