地絡と漏電、接地の違いを上手く説明する事が出来るでしょうか?
何となく、ぼんやりとした理解をしていませんか?
電気の知識として根本となるそれぞれの定義・意味を確認していきましょう。
地絡
地絡は低圧電路地絡保護指針にて以下のように定義されています。
地絡とは、電路と大地間の絶縁が異常に低下し、アークまたは、導電性物質によって橋絡されたため、電路または、機器の外部に危険な電圧が現れたり、電流が流れる状態をいう。
要約すると、絶縁不良を原因とした意図しない電気の漏れ、を意味します。
原因が絶縁不良に限定されているのがポイントです。
漏電
漏えい電流として、JIS C 8201-2-2で次のように定義されています。
絶縁不良がない場合に、設備の充電部から大地に流れる電流。
原因が絶縁不良ではない、と指定されているのがポイントです。
地絡と漏電の違い
前項で定義を確認した通り、地絡と漏電の違いは絶縁不良が原因かどうか、だけです。
ただし、これはあくまで定義に則った原理主義的な違いに過ぎません。
現場では地絡と漏電の扱いがごっちゃになっていたり、あるいは反対の意味で使い分けされている事もあります。
厳密には意味が異なるが、ほぼ同意語として用いられる、という認識で問題ないでしょう。
接地
最後に接地の意味を確認しましょう。
接地とは、電路と大地を繋いでおくことです。
大地は非常に抵抗値が低く、絶縁不良によって地絡が発生した場合、地絡電流が抵抗値の低い大地へ逃げてくれるため、人が感電する危険性を少なくする事が出来ます。
地絡が発生した場合の逃げ道を予め作ってやるのが接地と言えます。
何となく、ぼんやりとした理解をしていませんか?
電気の知識として根本となるそれぞれの定義・意味を確認していきましょう。
地絡
地絡は低圧電路地絡保護指針にて以下のように定義されています。
地絡とは、電路と大地間の絶縁が異常に低下し、アークまたは、導電性物質によって橋絡されたため、電路または、機器の外部に危険な電圧が現れたり、電流が流れる状態をいう。
要約すると、絶縁不良を原因とした意図しない電気の漏れ、を意味します。
原因が絶縁不良に限定されているのがポイントです。
漏電
漏えい電流として、JIS C 8201-2-2で次のように定義されています。
絶縁不良がない場合に、設備の充電部から大地に流れる電流。
原因が絶縁不良ではない、と指定されているのがポイントです。
地絡と漏電の違い
前項で定義を確認した通り、地絡と漏電の違いは絶縁不良が原因かどうか、だけです。
ただし、これはあくまで定義に則った原理主義的な違いに過ぎません。
現場では地絡と漏電の扱いがごっちゃになっていたり、あるいは反対の意味で使い分けされている事もあります。
厳密には意味が異なるが、ほぼ同意語として用いられる、という認識で問題ないでしょう。
接地
最後に接地の意味を確認しましょう。
接地とは、電路と大地を繋いでおくことです。
大地は非常に抵抗値が低く、絶縁不良によって地絡が発生した場合、地絡電流が抵抗値の低い大地へ逃げてくれるため、人が感電する危険性を少なくする事が出来ます。
地絡が発生した場合の逃げ道を予め作ってやるのが接地と言えます。