ビルは密閉された空間なので外から酸素を取り入れたり、二酸化炭素を外に排気する換気設備が必須になります。
換気方法には3つの種類があり、これらはビル管の試験にも登場します。
それぞれの違いとポイントを抑えておきましょう。

第一種換気法
給気・排気ともに送風機と排風機を利用する換気方法です。
外から取り入れるのも、外に吐き出すのも機械を使うので常に新鮮な空気を維持する事ができます。
映画館など、人が多く集まる場所で使用されています。

第二種換気法
給気のみ送風機を使い、排気は機械を使わない換気方法です。
外から空気が入ってくるので室内の圧力が高くなり、自然と外に排気される形になります。

第三種換気法
排気のみ排風機を使い、給気には機械を使わない換気方法です。
外に空気を出し続けるため室内の圧力が低くなり、自然と外から給気される形になります。
トイレや台所のような臭いが発生する場所でよく使われます。
湿気が籠もりやすい風呂場でもよく見かけます。