男女平等と言われようとも、世の中には男女比率が異なる職業が数多く存在します。
ビルメンもその一つで、ビル管理業界は男性が多数派の男社会になっています。
そこで、ビルメン業界へ転職を考えている女性に向けて、ビルメンは女性の転職に優しいのか解説していきたいと思います。

そもそもビル管理会社は女性を採用するのか?
結論から言うと女性でも関係なく採用しています。
実際に私が所属している会社では、新卒で女性を採用しています。事務員ではなく現場で働く設備員としてです。
系列系のビル管理会社では現場仕事のようなものは少なく、書類作りが多いです。現場に出る時も検針程度なので、身体構造によって極端に不利になるような業務はありません。
なので体力に不安があったりしても、それほど不安に感じる必要はないと思います。
ビルメンだけでなく、協力会社の方でも女性を多く見かけるようになってきました。今では女性のビルメンはそれほど珍しいものではないと言えます。

ビルメンで女性だから不利になるような事はありうるか?
結論からいうと有りえます。
男社会で回ってきたが故にサポートが出来ない部分があります。
代表的なもので言えばロッカーです。男子ロッカールームしか用意されていない現場はいくらでもあります。そして新入社員一人のためにロッカーを増設することなんて出来ません。
ゆえに、女性が配属されるのは女子ロッカールームが既に存在しているビルに限られます。異動願いを出しても近くのビルに女子ロッカールームがなければ遠くのビルまで行くしかありません。男性に比べて選択肢は遥かに狭くなるのが現実でしょう。
また待遇などとは関係なく、まわり全てが異性であれば居心地を悪く感じる事もありうるでしょう。

女性がビルメンに転職する場合、特に意識するべきこと
未経験の場合、資格は必ず取るべきです。
力仕事で不利になる以上、技術力と意欲をアピールしなければなりません。
また女性がビルメンを目指す場合は独立系ではなく書類仕事が多い系列系を目指した方が良いです。そして未経験者が系列系に入社するためには資格を2つ程度持っている必要があります。
また工具の名前や使い方程度は事前に調べておきましょう。面接で聞かれる事もあります。