ビル管理・ビルメンまとめ

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タグ:給排水


硬度
水中に含まれるカルシウムやマグネシウムの量を示す尺度のこと。
1リットルに1mg炭酸カルシウムがあれば1度と表現する。

硬水
カルシウムとマグネシウムをたくさん含んでいる水のこと。
ボイラー等でスケール(水垢)の原因になる

軟水
カルシウムとマグネシウムが少ない水のこと。

簡易専用水道
高置水槽や受水槽のことような貯水設備のうち、10立方メートルを超える容量のもの。
この10立方メートルの基準を満たしている場合、水質検査や貯水槽の清掃が義務付けられる。

残留塩素測定
通常、水道水は塩素による消毒を行っている。
実際に蛇口から出る末端の水にどれだけ塩素が残っているか測定すること。
基準として遊離残留塩素が0.1mg/L以上あれば良い。
ただし、病原体による汚染の恐れがある場合は0.2mg/Lと定められている。

量水器
いわゆる水道メーターのこと。
使用した水の量を計測する。

高置水槽方式
水を各部屋に送る方式の一つ。
ポンプで屋上等に設置している高置水槽に水を送り、そこから下り管によって各部屋に重力によって送水する。
停電等でポンプが止まっても、高置水槽に残っている分の水は重量でそれぞれの部屋に給水されるため、災害時でも暫くの間は水が使える。

ポンプ直送方式
水を各部屋に送る方式の一つ。
地下室等の受水槽から、ポンプで直接それぞれの部屋に送り込む。
停電等でポンプが止まった場合、すぐに断水状態となる。

オーバーフロー管
水位が一定を超えた場合、水が溢れないように排水する横穴。
一般家庭でも浴槽や洗面台等にほぼついている。受水槽、消火補給水槽など、給水装置が壊れた場合の保険としてついている。

電極棒とは
水面の水位を監視する装置です。
一定の水位を下回ると減水警報を出したり、一定の水位以上になると満水警報を出したりします。
受水槽や消火補給水槽など給水が自動で行われる設備で、異常を検知するために付けられる事が多いです。
ビルの設備では必ずと言っていいほど使われているメジャーな装置です。

電極棒の構造
受水槽や補給水槽などで、上部から複数の金属棒がぶら下がっています。そして、これらの複数の金属棒は長さが異なっています。
一番長いコモンと呼ばれる金属棒は常に水に浸かるような長さになっており、満水警報を出したい位置に一番短い金属棒があります。
これらの金属棒は人が感電しないような微弱な電気を出しており、それぞれの金属棒が水に浸かる事によって通電して、水がその高さに来たのだと認識します。

ボールタップの仕組み
電極棒3つがあったとします。一番長いコモンをA、次にB、Cとそれぞれ名付けます。
次の図のような場合、AとBは水を介して通電しているため、Bまでは水が来ているがCの満水の水位には達していない、という事がわかります。
もし水位が上昇してCの電極棒が水に浸った場合、満水警報を出せばいいわけです。
逆にBまで水が来なくなった場合、Bは通電せず信号がなくなりますから、水が減りすぎていると判断して減水警報を出せばいいわけです。
この電極棒を増やせば、数に応じて細かい水位を監視できるようになります。
これが電極棒の構造と仕組みです。
電極棒

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